女性消防士活躍中第2弾!
更新日:2022年03月15日
現在、湖南広域消防局では18名の女性消防職員が様々な分野で活躍しています。職員の給与計算や、契約などの一般事務、消防や救急などの現場活動、119番通報を受け出動指令を行う通信指令業務など日々様々な業務に従事しています。
また、当消防局では、2年毎に1名の職員を総務省消防庁(東京)に派遣しており、令和3年4月から当消防局では初めて、女性職員が出向しています!!
今回は、その総務省消防庁に派遣中の小島 範子(こじま のりこ)消防司令補に消防の仕事の内容などを詳しくインタビューしました!
小島範子 消防司令補
(こじまのりこ しょうぼうしれいほ)
Q まず、消防士を目指した理由を教えてください。
A 学生時代は、土木工学を専攻していました。建物を利用する方々が安全かつ安心して生活することができる仕事がしたいと思っていました。そんな時、消防士になった先輩と話す機会があり、消防で建物の審査や検査などをおこなう予防業務があることを知り、消防士を目指しました。
Q 消防士を目指すことに対してご家族はどのような反応でしたか?
A 最初は「えっ!」とビックリしていましたが、市民の皆さんの安心・安全を守るためにはなくてはならない職種なので応援してくれました。
Q 実際消防の職業に就いてみてどうですか。ギャップなどありましたか?
A『消防』と聞くと、火災や救急現場、予防業務などを想像しますが、指令業務、庶務、広報業務など幅広い業務があることを知りました。災害現場だけでは消防は成り立たないというところがギャップでした。

指令業務の様子↑

広報業務の様子↑
(職業説明会)
Q 現在は主にどのような仕事をされていますか。
A 現在は、東京都霞ヶ関にある総務省消防庁で主に女性活躍推進等に関する仕事をしています。令和8年度当初までに全国の消防職員のうち女性の比率を5%にするべく、全国の消防士の力を借りて少しでも女性が働きやすい職場になるように尽力しています。


Q 現在の湖南広域消防局は、女性も働きやすい環境であると思いますか?
A 湖南広域消防局は本署、出張所合わせて8署所ありますが、そのうち6署所で女性専用の浴室や仮眠室などのスペースが整備されています(うち1所は現在建設中で、3月末開所予定)。
また、出産した職員も育児休業から復帰し、毎日勤務、24時間勤務問わず働いているので相談がしやすい環境にあります。滋賀県内の女性消防職員のグループがあり、他本部の方と情報交換も出来る環境にありますので働きやすい環境であると思います。
Q 女性でも活躍できる場はありますか。
A 女性は、体力面では圧倒的に男性にはかないません。しかし、消防は隊で活動するため、自分の強みをしっかり持つことでいろいろな分野で活躍できると思います。わたし自身も、消防の多くの業務を知ることで自分の強みを発揮できる場所を見つけていきたいと思います。
また、人口の約半数は女性です。女性特有の病気などは女性にしか分からないこともあります。また、男性には言いにくい事も女性だからと教えていただくこともあります。
他にも、消防では他の隊と情報をやりとりする際、無線を使用しますが、男性の声よりも女性の声の方が聞きとりやすいなど同僚から聞いたことがあります。消防の現場では、『情報』というのは必要不可欠なものです。そういったときに、女性でよかったと思いました。
Q 最後に、今後の目標を教えてください。
A 男性も女性も働きやすいと思える職場を目指しています。そして、まだ、経験をしたことのない業務もたくさんあるので多くの業務を学び、自身の視野を広げていきたいと思います。
男性のイメージが強い消防の世界ですが、女性職員は女性の強みや視点などを活かして災害現場だけでなく、庶務業務や広報業務、予防業務などを日々行っております。まだまだ『女性消防職員』は珍しいかもしれませんが、湖南広域消防局でも女性は、活躍しています。
また出産休暇、育児休業制度など福利厚生が整っていますので、女性でも安心して就業できます!
湖南広域消防局では今後も、女性男性関係なく誰もが輝ける職場作りを進めていきます。

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湖南広域消防局 総轄監理課
滋賀県栗東市小柿3-1-1
電話番号:077-552-8823
ファックス番号:077-552-0988
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