熱中症にご注意ください(令和6年度)

更新日:2024年04月25日

熱中症救急搬送状況

湖南広域消防局管内(草津市、守山市、栗東市、野洲市)の熱中症による救急搬送状況をお知らせします。(令和6年4月29日から10月6日まで毎週月曜日に更新予定)

また、全国の熱中症による救急搬送状況については総務省消防庁「熱中症情報」をご覧ください。

熱中症は、高温多湿、直射日光、無風などの環境下で作業、運動をすることで身体の中の水分や塩分バランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり引き起こされます。

また体調不良や暑さに不慣れであった場合にも熱中症になるため、外出時だけでなく室内で過ごしている場合も注意が必要です。

令和5年の草津市、守山市、栗東市、野洲市の熱中症による救急搬送者の内訳は下記のとおりです。

◆令和5年の5月から10月の湖南広域消防局管内(草津市、守山市、栗東市および野洲市)の救急搬送人員の累計は7,032人(5/1~10/1)で、そのうち熱中症搬送人員は153名でした。これは、令和4年の同期間の熱中症搬送人員144名と比べると9名多くなっています。

令和5年熱中症

 

熱中症は予防が大切!!

 

熱中症の分類と対処法

重症度               

症状

対処法

軽症

  • 大量の汗
  • めまい
  • 立ちくらみ
  • こむら返り
  • 涼しい場所へ移動
  • 水分補給、塩分補給
  • 安静に過ごす

中等症

  • 頭痛
  • 吐気
  • 体がだるい
  • 集中力の低下
  • 涼しい場所へ移動
  • 水分補給、塩分補給
  • 安静に過ごす
  • 体を冷やす

口から水分が摂れない場合や、症状が改善しない場合は病院受診

重症

  • 意識がおかしい
  • けいれん
  • 脱力感や倦怠感が強く普段通りに動けない
  • 涼しい場所へ移動
  • 体を冷やす

ためらわず119番通報

熱中症は死に至る危険があります。疑わしい症状が見受けられたとき、判断に迷ったときには決して放置せず、医療機関や小児救急電話相談(#8000)にご相談ください。

 

熱中症予防のポイント 

〇喉の渇きがなくても、こまめな水分補給、塩分補給を心掛けましょう!

〇室温が28℃を超えないように、日差しを遮ったり、風通しを良くしたり、またエアコンや扇風機を適切に使用しましょう!

〇体を締め付けない、吸水性・通気性の優れた衣類を着用しましょう!

〇冷却グッズで、太い血管が通っている首や脇、太ももの付け根を効率よく冷やしましょう!

〇栄養バランスのよい食事、十分な睡眠をとり、熱中症にかかりにくい体力づくりをしましょう!

〇子どもや高齢者は、体温調整が十分に行えず、脱水症状になりやすいので特に注意が必要です。

熱中症は予防ができる病気です。

暑い日や体調の悪い日は無理をせず、熱中症のサインを見逃さないよう、暑い夏を元気に過ごしましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

湖南広域消防局 救命救急課
滋賀県栗東市小柿3-1-1
電話番号:077-552-9922
ファックス番号:077-552-0988
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