令和2年度消防研究会を実施！消防職員がアイデア披露！

令和3年3月17日（水曜日）に、「令和2年度湖南広域消防局消防研究会」を開催しました。

消防研究会とは、日頃業務で考えているアイデアをもとに、資機材の改良・開発案や、消防に関する論文の発表をするもので、毎年開催しています。

今年度は、各所属から機器の部に7作品、論文の部に4作品のエントリーがありました。

合計11作品の中から、上位であった「ジャックスティ検索迅速移行資機材の考案について」と「ゴーグル曇り止めアタッチメントの開発について」が、滋賀県消防学校で開催予定の滋賀県消防研究会に当消防局の代表として出場します。

この研究会は、消防局、滋賀県、東近畿、全国と発表を重ねていきます。
昨年度の「VRを活用した隊員育成について」は、全国の論文の部で優賞を獲得しました。 

【ジャックスティ検索迅速移行資機材の考案について】
水難救助方法の一つである、ジャックスティ検索法はロープを展張する際、水上ボードをバック走行し、スクリューに絡まらないようにします。
バック走行は、普通走行より倍以上の時間がかかるため、検索開始に時間がかかります。
そのため、今回、釣り竿のようなものを開発し、普通走行でもロープ展張を容易に行える資機材を提案しました。

【ゴーグル曇り止めアタッチメントの開発について】
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、当消防局でもマスク、ゴーグルを必須として出動しています。そのため、ゴーグルが曇り活動障害となることがありました。
今回、身近にあるクリアファイルを加工し、ゴーグルが曇らないアタッチメントを開発しました。