近年のたばこ不始末による火災傾向!

更新日:2019年02月15日

喫煙場所の制限や電子たばこの普及により、たばこが原因となる火災は減っていると思われがちですが、過去5年の火災原因で見ると、依然たばこの不始末等が原因となる火災は多く発生している状況です。

近年の特徴として、建物内での発生に加えて建物に付随したベランダ等の気が付きにくい場所でも発生しています。

また、たばこの吸い殻等を処分する場所も樹脂(プラスチック)の容器や段ボール箱内に処分されたり、その周囲に樹脂製品やゴミ類等が存在していることが多いです。

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段ボールを灰皿にして火災が発生した事例

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樹脂製の容器を灰皿にして火災が発生した事例

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たばこを樹脂製容器に処分した実験画像

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たばこの火がごみと樹脂製容器に着火する

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樹脂製容器から周囲の段ボールに延焼

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樹脂製容器の消火後

防火のポイント

(1)灰皿は金属製や陶器のものを使用し、水を入れるか窒息を目的とした蓋をするようにしてください。

(2)ガラスの灰皿は吸い殻が消えずに継続して燃え続けると割れることがありますので、吸い殻はこまめに処分し山盛りにならないようにしてください。

(3)吸い殻を捨てるときは、段ボール箱や樹脂容器、ゴミ袋に直接捨てず水を掛けるなどして完全に消えていることを確かめてから捨てるように習慣付けてください。

この記事に関するお問い合わせ先

湖南広域消防局 消防救助課
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ファックス番号:077-552-0988
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