整備不良から発生する車両火災

更新日:2019年02月18日

車両を使用している殆どの事業所では、運行前後に車両点検等を実施されています。しかし、運行前後の整備だけでは確認しきれないこともあり火災に至るケースも多々あります。

今回紹介する火災事例は、貨物トラックのブレーキが常に効いた状態で走行を続けたことで火災が発生した事例になります。

火災発生の起因となるブレーキが常に効いた状態は、ブレーキ部品の一部が長年の使用により腐食やグリス漏れを起こし、ブレーキの作動不良が起こりブレーキが戻りきらない現象が発生したものと判明しました。

トラック

車両火災例

ブレーキ

ブレーキペダルの戻りが悪い状況

車輪

火災が発生した左側前輪部分

ブレーキ

左側前輪周辺のパーツ

防火のポイント

(1)サービスマニュアル等に記載されている車両警告灯の意味を再度ご理解ください。

(2)警告灯表示や走行前、走行中に異常に気付けば、直ちに運行を取りやめ早期に点検を実施するようにしてください。

(3)製造業者や整備業者からの指導やアドバイス、日常的なメンテナンス方法を確認しておき、交換が必要な部品は交換するように努めてください。

(4)製造業者が発表するリコール情報を定期的にチェックするようにしてください。

この記事に関するお問い合わせ先

湖南広域消防局 消防救助課
滋賀県栗東市小柿3-1-1
電話番号:077-552-8825
ファックス番号:077-552-0988
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