消防職員の熱中症対策「暑熱順化訓練」
更新日:2022年06月13日
消防職員は、火煙から体を守るために防火衣、空気呼吸器を着装して、長時間にわたる消火活動、ホースやはしごなどの資機材の搬送、要救助者の救出など様々な活動を実施しています。
夏季は、直射日光や火災の輻射熱などの過酷な暑熱環境下で活動するため、熱中症のリスクが高くなります。
このような厳しい環境下であっても、円滑な活動が実施できるよう、当消防局では「暑熱順化訓練」を実施しています。
「暑熱順化」とは、本格的な暑さが到来するまでに徐々に暑さに体を慣らすことです。5月上旬から7月上旬にかけ、防火衣、空気呼吸器を着装し、20分の消防活動訓練、10分の撤収作業、10分の振り返りを実施し、真夏の災害現場に備えています。
「暑熱順化訓練」を継続的に実施することにより、体温や心拍の上昇が抑えられ、災害現場における熱中症の予防につながっています。
厳しい環境下であっても、最大限の活動が実施できるよう、今後も訓練を重ねて参ります。

防火衣、空気呼吸器を着装した状態で
ホースを持ち(総重量約30kg)、屋上(5階)まで往復中

屋上(5階)まで往復した後の様子

腕立て伏せ

かがみ跳躍
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湖南広域消防局 消防救助課
滋賀県栗東市小柿3-1-1
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