「もう一度やりたい」の声多数!楽しく学ぶ救急入門コース

更新日:2024年06月07日

学校は、教職員に比べ生徒の数が圧倒的に多く、有事の際、生徒が第一発見者になる確率が高い場所とも言えます。そのため、小学校から応急手当の基本的な取り組みを行うことで、「何をしたらいいのか」を知っておくことが大切です。救命のリレーを確実に繋ぐためには、救命の連鎖の一員として、小さい頃に身をもって体験することと、その記憶が非常に重要であることから、湖南広域消防局では今年度から、小学生(5、6年生)を対象に救命講習会を実施しています。

「楽しく学ぶ」をコンセプトに、2024年5月28日(火曜日)、野洲市立三上小学校5年生を対象として、心停止した人に対して行う、胸骨圧迫のやり方を中心に、授業時間1コマを利用して、救命入門コース(45分コースで、「救命入門コース参加証」の交付あり)を実施しました。

胸骨圧迫する訓練人形は、QCPRと呼ばれるフィードバック装置付き機材を使用することで、受講者自身が、胸骨圧迫の深さ、リリース、テンポ等のパフォーマンスを確認できるようにしました。

また、授業の最後には、4~5名でチームを組み、訓練人形に組み込まれたゲーム(CPRゲーム)を通して、5分間質の高い胸骨圧迫をチーム全員で協力して実施することで、主体性のある講習会となり、中には「もう一度やりたい」と意気込みを見せる生徒も多くみられました。

湖南広域消防局では、バイスタンダー(けが人や急病人が発生した場合、その場に居合わせた人)を育成するために、各種救命講習を要望に応じて、随時実施しています。興味のある方は、最寄りの消防署に連絡ください。

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