熱中症にご注意ください（令和7年度）

湖南広域消防局管内（草津市、守山市、栗東市、野洲市）の熱中症による救急搬送状況をお知らせします。（令和7年5月1日から9月30日まで毎週月曜日に更新予定）

また、全国の熱中症による救急搬送状況については総務省消防庁「熱中症情報」をご覧ください。

熱中症は、高温多湿、直射日光、無風などの環境下で作業、運動をすることで身体の中の水分や塩分バランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり引き起こされます。

また体調不良や暑さに不慣れであった場合にも熱中症になるため、外出時だけでなく室内で過ごしている場合も注意が必要です。

令和6年の草津市、守山市、栗東市、野洲市の熱中症による救急搬送者の内訳は下記のとおりです。

◆令和6年の4月から10月の湖南広域消防局管内（草津市、守山市、栗東市および野洲市）の救急搬送人員の累計は7,091人(4/29～10/6)で、そのうち熱中症搬送人員は151名でした。これは、令和5年の同期間の熱中症搬送人員153名と比べると2名少なくなっています。

熱中症の分類と対処法

熱中症は死に至る危険があります。疑わしい症状が見受けられたとき、判断に迷ったときには決して放置せず、医療機関や小児救急電話相談（＃8000）にご相談ください。

熱中症予防のポイント 

〇喉の渇きがなくても、こまめな水分補給、塩分補給を心掛けましょう!

〇室温が28℃を超えないように、日差しを遮ったり、風通しを良くしたり、またエアコンや扇風機を適切に使用しましょう!

〇体を締め付けない、吸水性・通気性の優れた衣類を着用しましょう!

〇冷却グッズで、太い血管が通っている首や脇、太ももの付け根を効率よく冷やしましょう!

〇栄養バランスのよい食事、十分な睡眠をとり、熱中症にかかりにくい体力づくりをしましょう!

〇子どもや高齢者は、体温調整が十分に行えず、脱水症状になりやすいので特に注意が必要です。

熱中症は予防ができる病気です。

暑い日や体調の悪い日は無理をせず、熱中症のサインを見逃さないよう、暑い夏を元気に過ごしましょう。

令和7年6月から「改正労働安全衛生規則」が施行されます。

【内容】

1．熱中症の自覚症状がある、疑いがある人を早期発見するための体制整備。

2．体を冷やす措置等、熱中症の重篤化を防止するための手順を作成。

3．上記の内容を作業関係者へ周知する。

【対象となる作業】

「暑さ指数（WBGT）28度以上または気温31度以上の環境下で

連続1時間以上または1日4時間を超えて実施」が見込まれる作業が対象となります。